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文学・評論外国の著者
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罪と罰 (まんがで読破)


ドストエフスキー
¥ 580 通常3〜5日以内に発送
★★★★

罪と罰 (まんがで読破)
主人公が高利貸しのおばあさんを殺して、自分を正当化していく心情を 描いた倒叙ミステリーの古典。 かなりスリリングな展開なので思わず物語に引き込まれてしまいます。 これを読んだら是非小説にも挑んでください。おばあさんを殺害するシーンの 描写はやはり小説にはかないませんし、細かな心理描写は小説になってしまいます。 まず漫画でアウトラインを押さえてから小説へ原著は恥ずかしながらまだ読んだことがありませんでした。 マンガにすると一気に15分くらいで読めてしまいます。内容もわかりやすく大体の話の流れが理解できました。 今度原も読んでみたいなあ、ときっかけ作りにさせてくれます。 絵柄も癖がなくて受け入れやすいです。「天才は何をしても許される。殺人さえも…。」 そういう倫理観で高利貸しの老婆を殺害した主人公。 しかし、彼も自分の良心の呵責には耐えきれなくなった。 その葛藤の様子をうまく表現している。 最後に、この主人公と今のアメリカの何をしても許されるといった姿勢が重なるように描かれている。 さすがに名作です。「非凡人(英雄)は凡人と違って、"正義"のためなら何をやっても許される」という考えに...

カラマーゾフの兄弟 (まんがで読破)


ドストエフスキー
¥ 920 通常24時間以内に発送
★★★★

カラマーゾフの兄弟 (まん...
前々から気になりつつも、原作の文章量に抵抗があり名前も覚えにくい所から読まずじまいの作品でした。この漫画の評価としては、内容は分かりやすいものの、人物の考え方の変化や何故グルシェンカに惹かれるのかがいまいち分かりにくく感じました。グルシェンカの心の変化もいきなりのように感じたし……やはりあれだけの量をこんなコンパクトにまとめると仕方ないですよね;登場人物の顔の描き分けにより、名前も覚えやすかったですし、おおまかなあらすじも分かったので原作にチャレンジしたいと思えるようになりました(^-^)難しい本なのでマンガで十分だと思います。ある本の批評では「法学部で司法を学ぶ人に推薦」って書いてありました。絵が汚いのは同シリーズ『変身』と同じだが、内容はもっとひどい。 地上の利益を無視して神に従うことの出来ない人間の弱さを赦さない 神を糾弾した、あまりにも有名な「大審問官」がただの神への悪口に 果てしなくレヴェル・ダウンしている。またそれに対して あくまでも神への信頼と人間性の向上を説いた崇高な「ゾシマ長老の説教」は 省略に等しい扱い。 元々活字を漫画にすると情報量が減るのだから、どうしてもこの...

赤と黒 (まんがで読破)


スタンダール
¥ 580 通常24時間以内に発送
★★★★★

赤と黒 (まんがで読破)
貴族界の立志出世が主だが、反面、恋愛についても一つのテーマとして取り上げられている。 恋焦がれる女性を手に入れるには? 主人公ジュリアンは一つの恋の真理を伝えている。 大概の男は...、 「好きだと言えば、女は惚れると思っている。」 でもそれは大間違いで、男の告白(エゴ)に女は貞操の危機を感じてしま、逆に心を閉ざしてしまうんだということ。 納得!!! 恋愛苦戦中の貴方、一見する価値ありですよ。 まさに時間を忘れて読んでしまいます。 1人の平民が、ナポレオンのように立身出世を目指す物語です。 ちなみに赤というのはフランス軍の軍服で、黒というのは宗教関係者の着る衣装の色です。 赤と黒のどちらかで出世しようと懸命に頑張る主人公。 最後には、衝撃的な結末が待っています。 まさに傑作と言える1冊です。一昔まえ、岩波から出ている赤と黒を読んでいて、途中で挫折した苦い経験を持っていた私ですが、これは漫画だけあってすらすら読めました。 内容も物語の主要な部分を上手に消化していて、特に不整合なところも無く、よくまとまっていると思います。(きちんと小説を読んだ方は、納得のいかないところもあるかも知れま...

ツァラトゥストラかく語りき (まんがで読破)


ニーチェ
¥ 580 通常24時間以内に発送
★★★★★

ツァラトゥストラかく語りき...
神は人間の「妄想」であり「作品」である。 こんな魅力的なキャッチコピー通り、主人公が神を否定していくストーリーです。 ニーチェ作ということで難しいのかなと思っていたら、本当に分かりやすくマンガ化してくれました。 少し幻想的な世界ですが、読んでいて惹き付けられます。 30分程度で読めるので気軽です。とても読みやすくていいです。 私は原作を読んだことがないので、この漫画による表現が原作に忠実かどうかは判断できないのですが、これ自体は非常にコンパクトにまとまっていて分かりやすい本です。漫画なのであっという間に読破でき、とりあえず『ツァラトゥストラ』を読んだぞ〜、という気になって満足できます。 まずはこれを足がかりとして原作を読むのもいいでしょう。 私もこれから原作(と言っても訳書ですが)を読もうと思っています。

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)


J.D.サリンジャー
¥ 924 通常24時間以内に発送
★★★★

ライ麦畑でつかまえて (白...
やっと読めました、この本。 野崎孝訳の『ライ麦畑でつかまえて』は文体が読みにくく、3年もかかって読めなかったのだが、これは一気に読んで2日で読めた。さすがは村上春樹、米語翻訳うまいなー。 ということで個人的に、かの「The Catcher in the Rye」を読みきれたというだけで感動。 そんなわけで読みやすさにかけては野崎孝より村上春樹の方に軍配が上がると思うけれど、ネットで書評を見てみると、野崎孝訳の方が好きという人も結構いるんでね。要は村上春樹は意訳しすぎてる・・・といった理由で。 でも時代に応じて表現の仕方って変わるものであって、かつての訳を現代語訳(?)にするってのはそんなに悪いことじゃないと思う。それに訳者によって訳し方が違うのは当たり前じゃないかとも思う。だから、どの翻訳が良いかってのは大方言うことなんて出来ず、読者個人の感性にぴったり合うものを選ぶしかないんじゃないかなー。 悔しかったら原著をそのまま読むしかない・・・と、そう思う。 さて本書はホールデン・コールフィールドという16歳の高校生が主人公。 彼は英語以外の授業に対してやる気がなく、12...

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)


ドストエフスキー
¥ 760 通常24時間以内に発送
★★★★★

カラマーゾフの兄弟1 (光...
文体は饒舌で情緒的、観念的。登場人物は歓喜し絶望し冷笑し絶叫する。その感情の起伏はジェットコースターのよう。 あらすじ的には父親殺しを巡る推理劇と言えなくもない。しかし、メインプロットとはどうみても無関係に思われるサブプロット、ディテール、登場人物が、要するに枝葉がこれでもかとばかりに繁茂している。いったい今読んでいるこの部分は、この大木の幹につながっているのだろうか?とたびたび不安になり、うんざりしてくる。 たとえば神の存在について登場人物が開陳する持論。それが、先述の「過剰な」叙述でもって延々と描かれる。 第5巻の大半が費やされる訳者による「解題」によって、そうした「うんざり」の大半が相応の意味付けを与えられはするのだが、もし解題なかりせばとんでもない徒労感が読後に残ったことだろう。 ところで、本書が世に出た19世紀ロシア(もくは欧州)の人々は、この大作をどのように読んだのだろう。 もちろん解題などないわけで、その中でこうした収まりの悪い「過剰な」エピソードやディテールをどう咀嚼したのだろうか。 少なくとも現代日本のスピード感や文化的問題意識においてはどうにも向きあうことの...

戦争と平和 (まんがで読破)


トルストイ
¥ 580 通常24時間以内に発送
★★★★

戦争と平和 (まんがで読破)
世界史をマスターしていないせいか、1回読んだだけではあまりよく分かりませんでした。 2回読むと分かってきました。 内容は、19世紀初頭に、フランスとロシアとの戦争が舞台になっています。 それを背景に、若者がいろいろ思い悩みながら成長していく物語です。 恋愛や死に直面した若者の心境が豊かに描かれています。

ファウスト (まんがで読破)


ゲーテ
¥ 580 通常24時間以内に発送
★★

ファウスト (まんがで読破)
ハッキリ言って1回読んだだけでは分かりませんでした。 2回目を読む気力も起きませんでした。 難解です。 おそらく原作がとても分量が多く、要約しすぎているのではないかと思います。 「人生をやり直したくはないか」という魅力的な内容なのですが、やはり哲学的であり私には難しすぎました。

夜間飛行 (まんがで読破)


サン・テグジュペリ
¥ 580 通常24時間以内に発送
★★★★★

夜間飛行 (まんがで読破)
この本は、仕事と家族・命どちらが尊いかという市場原理主義に対する問いかけの文学です。 現代においても十分通じる内容です。 「人が死んでまで、橋を完成させる必要があるのか。別に回り道をしてもいいじゃないか。」という老人の声が心に残りました。 とても考えさせられる文学で、30分ぐらいで簡単に読めます。 遅くまで仕事をしている人に、とてもおすすめしたい本です。 とても素晴らしかった!星を10個つけたいくらい!! 正直、読む前はさほど期待はしていませんでした。「んがで読破」シリーズで 「ファウスト」「ツァラトゥストラかく語りき」と同時に発売されたので「ついで」に 購入しました。 「夜間飛行」という小説があるのは以前から知っていましたし、著者は『星の王子さま』と 同じ著者:サン=テグジュペりという事も知っていました。 どうせ読む前はどうせ童話やおとぎ話のようなハッピーエンドな話だと思っていました。 しかし、読み終わるとと怒涛のような感動に包まれました。今までレビューなんて 書いたことは無かったのですが、「夜間飛行」のあまりの素晴らしさに書かずには いられませんでした。 航空郵便事業...

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)


スコットフィッツジェラルド 村上春樹
¥ 861 通常24時間以内に発送
★★★★★

グレート・ギャツビー (村...
なにしろ80年前の小説です。村上さんはよく「翻訳の賞味期限」をいい、現代語で訳文を書くことに努力され、本書も、たとえば会話で語り手が相槌をうつ場合「そうなんだ」と訳す箇所がありますが肯定文なのか相槌なのか分かりにくかったりします。わたしには大貫訳の方が1920年代風でしっくりきます。もっとも、新たに翻訳するということは、すなわち現代風の言葉使いにするということなのでしょうけど。うーん、村上さんの翻訳は、カポーティとカーヴァーがもっともマッチしていると思いますし、好きです。サリンジャーのケースも村上訳としてはあまり評価できなにのですが、やはり、原作の年代がもっと新しい方が読んでいて違和感を感じません。 大学生の頃「華麗なるギャッツビー」を読んだ記憶があります。当時、村上春 樹の「ノルウェイの森」を読み終わった後で、その主人公と先輩の長沢さんがと もに読んでいて、長沢さんが「華麗なるギャッツビーを読むような奴なら友達に なれそうだ。」といったセリフが印象的でした。 今回、映画を観終わった後、この村上訳の「グレートギャッツビー」を読みま した。学生の頃読んだ時は、さしたる印象もなく「何...

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)


アガサクリスティー
¥ 714 通常4〜6日以内に発送
★★★★★

そして誰もいなくなった (...
文句なし、クリスティの最高傑作。 「アクロイド」や「オリエント急行」は正直ズルイと思うが、本作は、とにかくわけわからないまま、圧倒的なサスペンスで最後まで引っ張ってゆく。動機の「いくらなんでも」ぶりに気がつくのは、読んでしばらくたってから。 何回も映画になってるし、パターンとしても「エイリアン」、「惑星からの物体X」他いろいろ使われてるのは、この小説の構造が、原初的なサスペンス構造を持っているからでしょう。 この作品が「読書の入り口」である若い人は、幸せな読書人生を送れると思いますよ。初めてミステリ小説を読みました、すごく読みやすかったです 話の内容に無駄がなく次々に事件が起こり、オーエンにみんなが追い込まれていく 最後の一人が不思議な死に方をして「えっ、終わり?」と思いますが 最後の後日談みたいなのでちゃんと説明してありスッキリします 犯人が誰か分かってからまた始めから読み直すと 違った面白さがあるのがミステリ小説ですね のちに無数のバリエーションを生むことになる ミステリの「型」を創造した歴史的名作。 表向きは〈童謡殺人〉ものであり、〈孤島〉ものなのですが、 それを裏で支...

百年の孤独 (Obra de Garc〓a M〓rquez (1967))


ガブリエルガルシア=マルケス
¥ 2,940 通常24時間以内に発送
★★★★★

百年の孤独 (Obra d...
レビューに触発されて買ってしまいましたが、なるほどこれは確かにすごい。 文学、音楽、絵画、映画、建築…とあらゆる芸術体系がありますが、この作品は「文学が可能な芸術表現の極み」に達しています。文学ってものがここまですごいとは思いませんでした。 まさに一読の価値あり。高いですが損はしません。私は図書館で借りて読んだのですが、手元に置いておきたくて結局現物を買ってしまいました。中古が出回っていないことからも、この本の質の高さが良く分かるかと思います。 たまに「読むのにかなり苦労する」という人がいます。同感です。或る一族の運命を数代にわたってずーっと追っていく年代記のような物なのですけれども山らしい山場がなくてあってもごく短く、また山場と言うよりは人物の特徴として処理されている感じがあるので読んでいる内は言うほどおもしろさを感じません(自分だからかもしれませんが)。自分は読んでいる内に半分流し読みみたいになってしまったり、読んでいるうちにまわりの人に「言うほど面白くない」とかいいふらしらりして今さら後悔していたりします。読了した後がすごいんです。猛烈に読み返したくなる。そう感じた当初なぜか分...

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫 イ 1-6)


カズオ・イシグロ
¥ 800 通常24時間以内に発送
★★★★

わたしを離さないで (ハヤ...
文庫落ちにあたってようやく手にしたベストセラー。 前評判を耳にしていた自分は本書をミステリを読む感覚でいましたが、その意味で は失敗でした。 主人公でるキャシーが幼少期から現在までを語ってゆくスタイルで、最初の十数ペ ージほど読んだところで、真相を予見させるセンテンスは散らばっているけどなにも 説明されないという構造ゆえ、最後に大どんでん返しが待っているのではと思ってし まいますが、イシグロ自身が、帯に「これは…についての物語である」と書いてくれ てかまわない。と述べているように、そもそもこの物語にミステリ的な醍醐味を用意 していません。自分にとって初体験の著者でしたし、多分に誤解がありました。 外界から隔たれた施設で育つ登場人物たちが「教えられているようで、教えられてい ない」教育を読者も同じ目線で追い続けることになり、うすうす感づいていた事実が 明かされたときは読者同様、登場人物たちもいちいち驚き騒ぐようなことがありません。 むしろ結果的に「いちいち驚かなかった」ことに、こうした特殊な構造の効果が収斂 されています。 この題材であれば、主人公が悲劇的な運命からどうにか逃れよう...

リア王 (まんがで読破)


シェイクスピア バラエティ・アートワークス
¥ 580 通常24時間以内に発送
★★★★

リア王 (まんがで読破)
絵はきれいなんだけど。 話がとびとびで、理解に苦しむ。 あまり伝わらない。シェイクスピアというのは、ロミオとジュリエットを書いた人ということしか知らなかった。 でも、この作品もかなりおもしろい。 お金・土地・権力などを通して、いろいろな人物が交錯する。 要約すると、引退した王様の後継者争いの物語である。 「人間はみんなこの茶番の劇場に泣きながら生まれてきた」という言葉が心に残った。

カラマーゾフの兄弟2 (光文社古典新訳文庫)


ドストエフスキー
¥ 820 通常24時間以内に発送
★★★★★

カラマーゾフの兄弟2 (光...
フェラポント神父に始まり、スメルジャコフやスネギリョフ大尉などカラマーゾフを固める役者が続々登場する。エピソードを通じて詳細な人物像が浮かび上がる。でもこの時点では、これが後半どのようなことに結びついていくのかはわからない。 わからないと言えば、「大審問官」も同じ。ゾジマ長老のアンチテーゼとして登場した感があるが、なぜかこの部分だけ邦訳そのものが難解。後半を読めば、第2巻でのエピソード群がどのような意味を持つのかわかるだろうと思いながら読み進めた次第。 一方、ミーチャの精神状態とフョードルとの関係はいずれも益々悪くなっていく。不安を抱えながら、第3巻へ突入する。アリョーシャは小川で子供のケンカに巻き込まれる。コレは、イワンの話の伏線だ。石ころは「闘争」パンは「貧困」を暗示する。くたびれた古いコートを着た少年は、孤軍奮闘インティファーダだ。 ■悪魔の質問「石をパンに変える」 コレは“争う兵士を平和な農夫にかえる”世俗政治の必要性だろうか?病気を抱える家族に、金銭的誘惑…姉歯建築士の耐震偽装事件05年11月を連想する。イワンの主張は『幼児虐待を前提としたキリスト教社会なんてま...

アンのゆりかご 村岡花子の生涯


村岡恵理
¥ 1,995 通常24時間以内に発送
★★★★

アンのゆりかご 村岡花子の...
「赤毛のアン」はじめ「パレアナ」「フランダースの犬」などの(児童/家庭)文学作品、 それに絵本「いたずらきかんしゃちゅうちゅう」まで、だれもがお世話になっている翻訳者 村岡花子さんの生涯が読みやすくまとめられています。 写真資料も充実していて、戦前戦後に活躍した一人の女性の姿がいきいきと読み取れます。 カナダゆかりの婦人宣教師たちに教えを受けた東洋英和の学生生活、 こどもたち、若い人の情熱を正しい方向へ導きたい、という誠実な仕事ぶり、 家族の暖かさを求め、運命の人と出会い、毎日の暮らしを大切にした生涯、 「赤毛のアン」という作品、モンゴメリという作家も、出会うべくして出会ったといえると思いました。 一人村岡花子さんだけでなく、アンにとっても、あとに続く日本のこどもたちにとっても すばらしい運命の出会いだったのだと、うれしくなりました。 読み進む中で、戦前戦後の著名人(女性作家、歌人、外交官・・・)との関わりに いろいろ勉強したり、驚かされたりもしました。

カラマーゾフの兄弟3 (光文社古典新訳文庫)


ドストエフスキー
¥ 880 通常24時間以内に発送
★★★★

カラマーゾフの兄弟3 (光...
ついに、この第三巻で父親フョードル殺しが出てくる。章立ては「アリョーシャ」「ミーシャ」「予審」となっているが、予審の章はミーシャが主役だから、この第三巻は殆どミーシャを中心とした話であると言ってよいだろう。 グルーシェニカの愛を確信できた途端に、父親殺しの疑いをかけられたミーシャ。金銭については性格破綻者と言ってよい彼の行動・発言はなぜか心に響く。憎めないキャラクターである。 話は変わるが、当時のロシアの風俗や習慣のわからない読者にとって、大きな助けとなるのが巻末の読書ガイドである。翻訳の現代語化もさることながら、これまでの翻訳と大きく異なるのはこの点かもしれない。訳者が読者にずっと寄り添って、この長編の読破を助けてくれる。つまり地上の罰(社会的罰)と、天上の罰(内面への罰)だ。ゾシマは、神のみが“良心の呵責”を認識でき、科学では無理という。例えば光市母子殺害事件 後、犯人の手紙が、証拠として公開された。 「選ばれし人間は…私を裁けるものはこの世におらず」 これら供述は『罪と罰』『ドラえもん』の丸写しだが、夢は小説家らしい。 一方で精神医学では、良心が欠落した異常者“サイコ...

カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)


ドストエフスキー
¥ 1,080 通常24時間以内に発送
★★★★★

カラマーゾフの兄弟 4 (...
2週間かけて読んだ。新訳は読みやすい、活字も大い。 カラマーゾフ的なものとは清濁混沌とした人間性そのものなのだろうか。 百年以上経ってもこの小説は心に響く。インターネットが普及したぐらいでは、人の心のあり方なんてものは、そうそう簡単に変化するものではない。 →コーリャの存在感 めっぽう強いやつ 抜け目がなく、粘り強い、度胸もある、何かをすすんでやってのける気構えに満ちている 鉄道事件の後は、さすがに母と子は感極まり、まる一日、ひしと抱き合い、体を震わせて泣き通した 「プライドが高くて、目がぎらぎら光っている。そういうやつが大好き」 うちの学校じゃ、全科目一番の生徒 生活にまみれていない天性が、荒っぽい馬鹿げた話で歪められている 「たとえ一人きりになっても、きみだけはやっぱりみんなと別の人になるんですよ」 →散々な描かれ方のグルーシェニカが愛したポーランド人 乞食同然の恐ろしく貧しい暮らしぶり 連日、無心の集中砲火 →スコトプリゴニエフスク、町の名前、家畜追い込み町 父殺しの裁判をめぐる噂が、ロシア全国に隈なく広まっている →イワン モスクワから帰ると、カ...

おおきなかぶ―ロシア民話 (こどものとも傑作集 (26))


A.トルストイ 内田莉莎子 佐藤忠良
¥ 840 通常24時間以内に発送
★★★★★

おおきなかぶ―ロシア民話 ...
自分が子どもの頃に読んだ「おおきなかぶ」。 読み返してみると「うんとこしょ どっこいしょ」は、 リズム感もよく、その掛け声と一緒に体が動かしたくなる言葉です。 未来に伝えたい一冊です。大きなかぶを、みんなで力を合わせて引っ張る話です。 五歳の子供に読んでみました。 子供を、ひざに乗せて、 かぶを引く時に、子供を揺らしながら、 「うんとこしょ どっこいしょ」と読んでいくと大喜び。 子供も、ぬいぐるみを連れてきて、両手に抱えながら 一緒に引っ張っています。 また、かぶを引く人が 一人ずつ増えていくのも、おもしろいようで 「次は、○○が来るよねー。でも抜けないよねー」と 覚えたストーリーを話しながら、ニコニコしてます。 「読んで」と、リクエストの多い本です。国語の教科書にもあるし 歌にもなってます 学芸会では定番だったような 大きな大きなカブ お爺さん、お婆さん、孫、犬、猫、ネズミみんなで力を合わせてよいしょ自分が子供の時に読んだ本を、我が娘にも読んであげたくて購入しました。 お話の内容も分かり易く、『うんとこしょ、どっこいしょとリズムのある繰り返しで 娘もとても気に入った様で 何...

カラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫) (光文社古典新訳文庫)


ドストエフスキー
¥ 660 通常24時間以内に発送
★★★★★

カラマーゾフの兄弟 5 エ...
5巻まで読み終えるのに優に3ヶ月を要した。人間の善悪の本質、キリスト教と無神教、高貴な心と醜悪な感情、重層に繰り広げられる壮大なドラマである。150年経っても、人間の本質はさほど変わらないということを思い返された。 →気に入った表現をいくつか 子供時代の、両親といっしょに暮らした時代の思い出ほど、その後の一生にとって大切で、力強くて、健全で、有益なものはない どうか人生を恐れないで!なにか良いことや正しいことをしたとき、人生って本当に素晴らしいって、思えるんです! 新約聖書と旧約聖書、とくにドストエフスキーに強い興味を覚えさせたのは、神のむごたらしい試練を受け、信仰を失わないヨブの話 極端に内気で人付き合いの苦手な若いころのドストエフスキー 政治犯容疑のドストエフスキーは、4年間、シベリアの流刑地で人生の奈落を経験 罪と罰 世界文学史上に燦然たる光を放つ小説 農奴解放後のロシア社会を襲った混乱 ロシアが国家としての推進力を失い、崩壊の道を辿りつつあるという、ナショナリストとしての漠とした絶望感すぐれた訳者が必ずしもすぐれた解説者であるとは限らない。本書解題におけるバフチ...